このアルバムが出来るまで、次のアルバムをどうやって作ろうか。
自分は何を歌いたいか、自問自答する毎日でした。
でも、そんな小難しいことなんてどうでもよくて、このアルバムが出来て思ったことが全てやなと。
それは自分ひとりだけでアルバムを作るより、誰かと作ったほうが絶対楽しいってこと。
ひとりだけでやる楽しさもそりゃーあるけど、
自分の作品に誰かの手が入ったほうが驚きや発見があるに決まってる。
ベースの荻野目もなんだかんだ10年くらいの付き合いになるし、
エンジニアの倉本隊長はアマチュア時代からの付き合いだし、
マネージャーのだいちゅーは酔うとめんどくさいし、
ドラムのオッキーは太ってるし。。etc
ごはんだって、おれはひとりで食べるのも好きだけど、
誰かとあーでもないこーでもないって言いながら食べるごはんの方がやっぱ好きだ。
人間の目が自分自身を見れない場所についているのは、
きっと神様が自分以外の人に自分を見て確認してもらえって言ってるような気がしてならない。
誰も嫌われたくないだろうし、人には好かれたいと思うだろうし、そんなことは当たり前なんだけど。
このアルバムはそんなおれの周りの大好きなひとたち(動物含む)と、
そんなふうに、あーでもないこーでもないって言いながら伊豆のスタジオで合宿しながら録った曲たちです。
高校生みたいな気持ちですげー楽しかったんだよ、レコーディング。
愛を歌うにしろ、生活を歌うにしろ、今を歌うにしろ、やっぱ人間関係って大事やなー。
なんて今になってしみじみ思います。
ひとりよがりにならず、周りの人に感謝して生きる。
なんてみんな簡単に言うけど、なかなか結構難しいよね。フハハ。
迷惑かけて、いつもありがとう。
話が長くなったけど、まあ、そんなこと思いながらあなたも聴いてみてくださいな。
いいアルバムが出来たんだよ。
大柴広己
ー NINGENKANKEI ー
1. LLL
2. ジェラシックボーイ
3. 夜を泳ぐ魚
4. いっせーのーで
5. コンビニでハイボール
6. グレンリヴェット
7. ヒロイン
8. HALE-RUYA
9. 堕ちてゆく月
10. さよなら三角
11. 世界分の一
12. 35過ぎて音楽やるやつみんな宇宙人
13. YESOS
14. ALIVE
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